丑三つ時から緊急速報と暴風音で眠れなかった。
チャンミーという名前の台風が居住地を直撃した日の事である。
スー―っと眠ろうとすると、「チャララララチャラララ」と緊急速報の鳴り響く。
最初は市内の反対側の避難指示。うちは関係なさそうだ。
こんな夜遅くまで働いていてくれる方がいてありがたい
窓が割れそうなくらいの暴風だった。窓際に寝てた娘と場所を変える。
ベランダに置いたままだったペットボトル資源ごみが「カランカランカランカランカラン」と鳴り響く。自業自得だが眠れない。リスクマネジメント不足を嘆いた。
スーーッと眠りそうになる
「チャララララチャララララ」が再び鳴り響いた。
1時間前と同じ地域が、レベル3からレベル4に上がったようだ。
「カランカランカランカランカラン」
ペットボトルも暴れまくっている。
スーーーっと眠りにつ、、、
「チャララララチャラララ」
次は別地域の避難指示。
「カランカランカランカランカラン」
ペットボトルも絶好調。
もういやだ!近年まれにみる暴風なのか、私の睡眠が浅くなってしまったのか。いかんせん眠れない。
そして、再びスー―っと眠りに、、、
「チャラララチャラララ」
ついに、居住地域ちかくの河川が氾濫危険水位になった模様。
この数時間一回も起きなかった夫が「避難しますか」と言ってくるじゃないか。
わたしは、チャラララ寝不足すぎて、もはや一歩も動けない。考えられない。
天を仰ぎ
神頼みをし
夜明けを待った。
チャンミーは無事に過ぎ去った。
今日は1日全校休校となった次女にとっては神様の休日。
テストが延期になってしまった長女にとっては、テスト期間の延長という悲しい休日。
わたしは、睡眠不足が判断力を失うことを身をもって学んだのであった。
寝不足のまま仕事にむかっていった夫に最敬礼をし
私は朝寝を目論んだ。
「スーーーッ」と眠りにつこうとした瞬間
チャラララチャララララにも負けずに深く眠った次女が「なあなぁ」と起こしに来た。
心にオニを宿した。


