「本当は『あなたの頑張りのおかげだよ』の一言が欲しかったのに、返ってきたのは新しい仕事の依頼だった……。」
そんな風に、悲しくなるときはありませんか?
実はそれ、ただ単に「愛の言語」のすれ違いが起こっているだけかもしれません。
私たちは無意識に、自分自身の「愛の言語」を使ってコミュニケーションをしています。
心理学者のゲーリー・チャップマン博士は、人が愛を感じ、表現する方法には「5つの愛の言語」があると言いました。
愛を表現する5つの言語
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肯定的な言葉(褒め言葉、感謝、承認)
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奉仕の活動(仕事のサポート、家事の手伝い)
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贈り物(プレゼント、報酬、機会)
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クオリティ・タイム(一緒に過ごす時間、自由な環境)
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身体的な接触(握手、ハグ)
私にとっての第一言語は、「肯定的な言葉」です。
「すごいね」「あなたのここが素晴らしいよ」「いつも頑張ってくれてありがとう」「あなたの貢献のおかげだよ」
そう言ってもらえることが、私にとって最大のエネルギー源。だからこそ、私も相手に同じように言葉の賞賛を贈ります。だって、それが私が一番欲しい宝物だから。
「自分が欲しいもの」=「相手が欲しいもの」の罠
でも、相手の第一言語が「奉仕の活動(仕事のサポート)」や「贈り物(仕事の依頼、プレゼント)」だったとしたら、どうなるでしょうか?
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奉仕活動が第一言語の方にとっての「承認」は、言葉ではなく「仕事を助けてあげること、サポートしてあげること」
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贈り物が第一言語である方にとっての「承認」は、「仕事を依頼すること」
それは、その方たちにとって一番ほしいもの。
私たちの脳には、「ミラーニューロン」という仕組みがあります。 自分がされて嬉しいことを相手にしている時、私たちの脳内では快楽物質の「ドーパミン」がドバドバ出ているのだそうです。
自分が嬉しいのだから、相手も絶対喜んでいるはずだと、脳レベルで確信してる!←ここすれ違いポイント
そういえば、私。
自分が嬉しいときに、相手に最大級の承認の言葉を送る傾向あり。言葉を送るさなか、自分の言葉に自分が高揚しているみたいな感覚になるときがあります……。
そして、相手からは「大袈裟!」って言われる…(笑)。
それはきっと、ただの「第一言語の違い」。
世界には5つの言語を話す人たちがいて、その交流はもはや「異文化交流」なのだと思えばいいのじゃないか。
相手があなたに「言葉」ではなく「仕事」を振ってきたとき。
相手の脳内では、「これこそが最高の信頼の証だ!喜んでくれるに違いない!」と、彼らなりの最大級の承認を送ってくれているのかもしれない。
相手は自分にとっての最大級の「仕事」を渡している。 けれど、あなたが待っていたのは「言葉」だった。
その切ないズレが、ミスコミュニケーションを生んでしまう…。
そんなの悲しいじゃないか!!
悲しいすれ違いは、相手からの「最高級のギフト」かもしれない
そう思えるようになれば、怒りスイッチを押す前に、一呼吸置ける気がしませんか。
もし、相手から届いたものが、あなたの欲しい形じゃなくて悲しくなったときは、一呼吸おいてこう考えてみてください。
「これは、相手にとっての『最大の感謝・承認』の形なのかもしれない…」
「言葉がほしいのに、仕事を振ってきた。私はいま、悲しいんだな……」 まずは、そう感じた自分の感情を、そのまま感じてください。その悲しさは、あなたが「言葉」を大切にしている証拠だから。
感情を否定せず、そのまま、そう感じているんだな。それだけ。
その上で、ちょっとだけ視点を広げて。
「待てよ。相手にとって『仕事を任せること』が、彼なりの精一杯の『すごいね』の代わりなのかもしれない」と。
相手は、彼らが持っている一番いいものを、あなたにプレゼントしてくれているのかもしれない。
お互いに感謝し合っているのに、承認し合っているのに、形が違うだけで傷ついてしまうなんて、そんな悲しいことはありません。
相手の中にも「欲してやまない何か」がある。
相手は相手にとっての「一番」を、あなたに一生懸命贈っています。 その包み紙を開けた時、中身が予想と違っても、「ああ、あなたはこれが一番大切なんだね」と、相手の真心を受け取ってみる。
そんな風に考えられたら、世界は少しだけ、今より優しく見える気がしませんか?
もちろん、次は「私は言葉で言ってもらえると、もっと頑張れちゃうんです!」と、自分が欲しいものを伝えることも、素敵な一歩だと思います。
でも、忘れないで。 私が無意識に「言葉」を欲してやまないように、相手にとっても、無意識に欲してやまない何かがあるということを。
自戒を込めて。
ちなみに、この『愛の言語』。自分がどのタイプか気になりませんか?
こちらのサイトで詳しく解説されています。
愛の5言語:愛情表現の種類と診断の紹介
ちなみに公式の診断サイト(英語ですが翻訳でいけます!)はこちら。


