自分を大切にする方法

ネガティブな感情が愛おしくなる。「3つの感情システム」の話

現在、コーチングのお仕事のかたわら、「コンパッション・マインド・トレーニング」というものを学んでいます。全12回の講義を終えた今も、仲間たちと月に1回集まって復習会を開いているのですが、これがもう

「終わってしまったら、さ、び、し、い!か、な、し、い!」

私にとって月1回の大切な時間になっています。

今日は、私が学んで「本当にいいな」と実感しているこの「コンパッション」について、少しお話しさせてください。

コンパッション(Compassion)ってなに?

コンパッションは、日本語でいうと「おもいやり」のことです。

たとえば、お友達が転んでケガをして泣いていたら、「だいじょうぶ?」「いたいよね」って声をかけて、助けてあげたくなりますよね。

そんなふうに、「困っている人や悲しんでいる人を見て、優しくしてあげたいなと思う心」のことが、コンパッションです。

じゃあ、セルフ・コンパッションって?

「セルフ」というのは、「自分」という意味。 つまり、セルフ・コンパッションは「自分に対して、おもいやりをもつこと」です。

仕事で嫌な事があったり、仕事でミスをしたり、誰かから言われた言葉に、すごく落ち込むことってありますよね。

そんなとき、「自分はダメなやつだ…」と自分をいじめるのではなくて、大切な人に声をかけるのと同じように、自分に優しくしてあげることです。

 

「くやしかったね」

「いっぱい、がんばったんだから大丈夫だよ」

「誰だって失敗することはあるよ、よしよし」

 

こんなふうに、「自分が自分の、一番の味方になってあげること」が、セルフ・コンパッションです。

私たちを動かす「3つの感情システム」

コンパッションの考え方には、私たちの中に備わっている「3つの感情システム」というものがあります。

① 脅威システム(脅威を見つけ身を守る)

失敗して恥ずかしくなったり、無視されて怒りを感じたり(自己否定になったり)。ストレスホルモン(コルチゾール)が満載になっているような、警戒状態です。

② 動因システム(モチベーションをあげる)
やりたい事に向かって、意欲的に行動できている状態。アドレナリンがいっぱい出ていて、やる気が上がっている時ですね。(私の専門であるストレングスファインダー的に言うと、自分の資質を上手く活用できている時)

③ スージングシステム(つながりを作り、リラックスする)
大好きな音楽を聴いたり、家族やペットとハグしたり、海を眺めたり、気心しれた友達とおしゃべりしたり。筋肉がフワッと緩んで、幸せホルモン(オキシトシン)で満たされるような安心と落ち着きの状態です。

私にとって、月に1回の復習会は、まさにこの「③ スージングシステム」そのものなんです!!

ネガティブな感情が「愛おしく」なる理由

先日、その復習会で仲間たちとこの「3つの感情システム」についてシェアしていた時のこと。

私は、「① 脅威システム」に襲われた時、「自分はダメだ」「悲しい」「辛い」という感情を受け入れることはできても、そこで行動が止まってしまう自分に悩んでいました。

相手にも自分にも、すぐにおもいやり(コンパッション)を示せない自分を、「ダメだなぁ…」と責めてしまっていたんですよね…。

そんな時、仲間のひとりがこんな言葉をくれました。

「無理に苦痛を軽くして、リラックスしなくてもいいんじゃない?」

ハッとしました…。

”不安を感じる” 脅威システムも
”モチベーションをあげる” 動因システムも
”リラックスする” スージングシステムも

ぜんぶ、自分なんですよね。
あるがままの自分なんですよ。

もし、リラックス(スージング)が100%の毎日だったら、人生ちょっと物足りなくなるかもしれません。(刺激がほしいっ!!みたいな)

たまには「刺激や不安(脅威システム)」があるから、「よし、やらなければっ!」(動因システム)と頑張れる。

「刺激や不安(脅威システム)」が多くなって疲れたことに気づけば、「リラックス(スージングシステム)」を増やしていく。

リラックスしてパワーが溜まったら(スージングシステム)、またモチベーション(動因システム)が上がっていく。

こんなふうに、ぐるぐると回っているんですよね。

要は、「自分が今、どの状態にいるのか」を客観的に見つめる(メタ認知する)こと。 

メタ認知できれば、行動を選べる。

これが、この3つの感情システムを知っておく最大の良さなんだと気づきました。

 

そう思うと、これまで「嫌だなぁ、早くポジティブにひっくり返さなきゃ」と思っていた”不安を感じさせてくれるネガティブな感情”が、めちゃくちゃ愛おしく感じてきたんです。

 

ネガティブな感情があるからこそ、ポジティブな感情を感じることができる。 絶望を味わった人が、同じ深さの幸せを味わることができる。

 

逆説的なのですが
幸せに気づいたがゆえに、悲しみの感情の正体を知ってしまった。

そんなことに気づかせてくれた、考えさせられる映画を思い出しました

映画『あんのこと』公式サイト|2024年6月7日(金)全国公開 「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く、衝撃の人間ドラマ 映画『あんのこと』 河合優実 佐藤二朗 稲垣吾郎 監督・ annokoto.jp

ネガティブ感情は、決して消すべきものではなく、愛おしいもの。

大切な気づきをくれたコンパッション仲間に、そしてこの温かい繋がりに、心から感謝しています。

もし今、自分を責めてしまって苦しい方がいたら、まずは「あ、今私は脅威システムにいるんだな」と気づいて、親友にかけるような優しい言葉を、自分自身にかけてあげてくださいね。

 


※学んだスクールはこちら:Compassion Leaders
※学んだ講義はこちら:コンパッションマインドトレーニング

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米国ギャラップ社認定ストレングスコーチ/国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ これからの人生に悩み、「自分が本当にしたいこと」を見つめなおすために、40歳よりコーチングを学び始める。コーチング実践が始まってすぐに、これこそ私が長年探し続けた「人生を懸けて本当にやりたい事」だと感じ、すぐさま起業。 以来、寝食を忘れてコーチングに熱中する日々を過ごす。 このブログでは、将来に迷う方、より成果を上げたい方、今すぐ動き出したい方へ、コーチング、ストレングスファインダー、心理学の観点からの役立つ情報をお届けしています。 メールマガジンを不定期で配信中。毎日がんばっているあなたが、「気持ちが楽になった」と思えるような筆者のディープな日常エッセイを実況中継しています。 メールマガジンのご登録はこちらから 元事務員 真のど田舎に住む普通の子育て中のアラフォー主婦が40代から未経験分野(コーチング)にチャレンジ。迷い笑い泣きながら、日々奮闘しています。 2024年現在 コーチ歴5年 個別コーチングを1300回超/コーチングプレイス講師歴5年 コーチング講座 24回講義を18期担当 プライベートでは2児の母、好きな事は、漫画と風を感じる事
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