一度決めたゴールは絶対に成し遂げたい。
と、思ってしまう時があります。(後に引けない性格)
そんな性格が招いたピリリと辛い想い出。
ハラペーニョ以下柚子胡椒以上。
大学3年の頃、サークルの仲間と富士山に登った時のこと。
まあ、友達といってもあの頃一瞬でしたけどね。( あ!でも顔は何となく覚えてますね )
まあ、サークルといっても、いわゆる大学でありがちな~たまにイベントしたり〜飲み会したり〜〜ってな感じのゆるさ全開の集まりでしたけどね。
あ、そのサークル、一瞬でやめちゃったんですけどね!(やっぱり突き詰めるのが好きなのかも)
とまあ、そういう一時的なお仲間と富士山へ行ったんですよ。
特に私なんて、いつものごとく何の準備もせず、思いつきで参加したんです。
富士山登るのは今しかない!ってね。(あるある、機会はたくさんあるよ)
富士山なんて誰でも登れるっしょとね。
四合目から登り始め、トロトロ歩いたり、走ってみたり、スキップしてみたりしてね。(絶対真似してはいけません)
若さだけを武器に、破天荒なクライムをしていたんです。
ところが、8合目の仮眠所に着くや否や、突如激しい頭痛と嘔吐に襲われてしまったんです。
後にも先にも、あんなにアタマが痛くなったことはアレが初めてですね。
痛いってもんじゃありませんでした。
(補足:かなり痛みに弱い人間です。ちょっと包丁で指切ったくらいで、救急車!と叫ぶほど)
電光石火の吐き気が止まらなかったんです。吐き気ではなくて、doing doing dooooooingです。
で、これからどうするか。
①吐きながら、一人で来た道を戻る②吐きながら、みんなと登頂する
この2つしか選択肢がなかったんです。
無論、私は②でした。
一人で引き返すなんて考えられないですよ。
あと少しでゴールなのに
ひとり、吐きながら寂しく悲しく孤独に降りるなんて、考えにも及ばないです。
ゴールしたいんですよね、とりあえず。自分で決めてやり始めたことは。
八号目まできたら、絶対に登頂する(たとえ、高山病でも)
読み始めた漫画は、絶対に最後まで読みきる(たとえ、空腹でも、夜が更けて朝になっても)
見始めた完結連続ドラマは、絶対に最終話まで観きる。(もはや、ドラマの内容を楽しんでいるのではなく、ゴールするために見ている)
注意:高山病で登頂するのは、非常に危険なので、真似しないでくださいね。
そして、あの忘れもしない20年前の8月某日。(今日思い出したけど)
必死の思いで、吐きながら富士山登頂。(こんな私に付き合ってくれた友人にこの場をお借りして御礼申し上げます)
ご来光様を涙目で拝みながら、ミッションコンプリート!これで帰れる!と、達成感を味わったのでした。
まとめ
以上のような事案により、一度きめたら絶対にゴールしたい性格であると認定されました。くれぐれも命は守っていきたいと思います。